オペラ 〜TEA〜



『茶(Tea)〜茶経異聞(A mirror of soul)』
(全3幕・上演時間:約2時間)

作 曲: タン・ドゥン
台本・指揮: タン・ドゥン、シュウ・イン(英語)
初 演: 2002年・東京・サントリーホール






〜第1幕〜
最初の場面は、出家して僧となっている日本の元皇子・セイキョウが、弟子達と問答する京都の寺。
セイキョウが、出家を決意するに至った10年前の出来事を回想し始めるところから始まる。

唐の時代の中国。
日本の皇子・セイキョウが唐の皇女・ランに求婚するためにやってくる。
しかし、ランの弟である唐の皇子は、セイキョウを好ましく思っていない。
セイキョウの優れた歌のセンスに皇帝が感心していると、巫女が登場して、
「伝説の『茶経』を持っているというペルシャの皇子が、馬1000頭と交換して欲しいと来ていますが、どうしますか。」と、皇帝に問いかける。

皇帝は興味を示すが、その息子である唐の皇子は、『茶経』なら自分がすでに手にいれて持っていると一冊の本を提示してみせる。
しかしセイキョウは、「それは偽物だ。私は、『茶経』を書いた茶の神・陸羽に直接会ったことがあるから、わかる。」と主張。
結局、セイキョウと唐の皇子は、それぞれの命を賭けてどちらが正しいかを競うこととなる。






〜第2幕〜

茶の神・陸羽に会うために、セイキョウは愛し合うランとともに旅に出る。
ランの歌・・・。そして二重唱に発展して、
「茶を育てるは難しく、摘むはさらに難しく、味わうは何より難しい。」という、
この作品のテーマ面での重要モチーフが歌われる。



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〜第3幕〜

「茶の神・陸羽はすでに世を去りました。」と、その娘の陸が、セイキョウとランに伝える。
諍いを始める恋人同士の言葉のやりとりを聞いて、
陸は父から預かった『茶経』を渡すべき人たちが来たと確信し、ランにその本を手渡す。


二人が茶経を読んでいると、突然、ランの弟の皇子が出てきて、ラン皇女の手から茶経を奪い取る。
皇子とセイキョウは、激しく争いはじめ、仲裁に入ったラン皇女は命を落としてしまう。

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皇帝は、最愛の娘の死を悲しみ、別れの歌を捧げている。
皇子は、セイキョウの前に跪き、剣を差し出すと言った、
「この災いは、私から始まった。終わらせるのも私でなければならない。」と。
皇子の死後、セイキョウは、髪を下ろして僧侶となった・・・  

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日本の茶庭では、高僧セイキョウが、空っぽの急須を掲げ、空っぽの茶碗をまわし、茶を捧げている・・・
「茶を供することは、本当に、難しいものだ・・・」




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