奈々あさみ（ななあさみ 本名：小沢和代 1954年9月2日生）［タカラジェンヌ］
大阪府出身。相愛中学校・高等学校卒業。1974年、60期生として宝塚歌劇団に入団。星・花組合同公演『虞美人』で初舞台。その後雪組に配属。同期生に大浦みずき（元花組トップスター）、剣幸（元月組トップスター）、遥くらら（元雪組トップ娘役）などがいる。1977年にで宝塚を退団。
1988年4月8日午前9時頃、大阪府吹田市の自宅（公営住宅）に旧知の友人で元タカラジェンヌの宮つかさが訪ねてきたため、応対に出たところ、いきなり左脇腹を包丁で刺された。奈々は病院に運ばれ、一命は取り留めたものの傷が肝臓までに達するほどの重傷を負った。一方、奈々を刺した宮はタクシーに乗って逃亡を図ったが、運転手が彼女の異常な興奮ぶりに不審を抱き、検問中の警察官に通報。宮の供述によれば、昨年8月から開いているダンス教室の生徒が最近、自分について来なくなり悩んでいた。数日間ほとんど眠れない状態で死のうと思ったが、どうせ死ぬのなら一番親しい奈々と一緒に死のうと思い、奈々を刺したとのことだった。
二人は宝塚の60期の同級生で奈々あさみは娘役、宮つかさは男役であったが、1977年に揃って宝塚を退団したが、女の花園である宝塚出身者が引き起こした無理心中未遂事件。真相は定かでないが、当時、ただならぬ関係に違いないと巷では二人の仲が噂になった。
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