ユ・ビョンオン


ユ・ビョンオン

ユ・ビョンオン(兪炳彦 1941年2月11日生)
 [韓国・実業家/宗教家]


 京都で生まれ、戦後韓国に戻った。妻の父が興したキリスト教系を自称する新興宗教の傘下団体で牧師として活動し、「人類が間もなく滅亡する」と終末論を唱えていた。1987年に系列の別の新興宗教団体が所有する工芸品工場で起きた五大洋集団自殺事件(社債返済を苦にしたカルト教団の集団自殺事件)を巡って、「現金を使って信徒を引き抜いた」として1991年に常習詐欺罪で懲役4年の判決を受けた。その後、漢江遊覧船事業を運営する会社を経営。セモグループを設立し、一時は造船や建設、海運などに進出するほど規模を拡大した。しかし、漢江遊覧船事故で経営難に陥り、1997年に不渡りを出し破綻。1999年に清海鎮海運を設立し、実質的オーナーとなった。

 2014年4月16日、清海鎮海運所属の大型旅客船「セウォル」が、全羅南道珍島郡の観梅島沖海上で転覆・沈没する事故が発生。乗員・乗客の死者295人、行方不明者9人、捜索作業員の死者8人という大惨事となった。これ関連して、捜査当局は、ユ・ビョンオンが清海鎮海運の資金を不当に得て安全面への投資をおろそかにしたことが事故につながったと判断。背任容疑などで指名手配され、同氏には韓国史上最高額の5億ウォンの懸賞金がかけられた。
ユ・ビョンオン2

 2014年6月12日、全羅南道順天市内の畑で腐敗した状態の変死体が発見され、後に死体がユ・ビョンオンの兄のDNAとほぼ一致したことから、警察は同氏の遺体と断定した。死因については韓国の国立科学捜査研究院が調査していたが、腐敗が激しく死因の特定に至らなかった。遺体をめぐっては別人という説がある。その理由として、遺体がセウォル号沈没事故以前から放置されていたという証言や、同氏と兄は血がつながっていないという証言もあり、DNA鑑定に疑問の声があがっている。死因についても他殺説や警察の包囲網に追い詰められての自殺説、どこかへ逃亡したという生存説も囁かれている。

 2014年?月?日死去(享年73)





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