ポケスペ

ワタシはグラエナである。名前はNANA。
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ワタシはNANA。
ルビーくんが物心ついた頃から、ずっといる手持ちのポケモンよ。

こっちで欠伸してるのは、エネコロロの名前は、COCO。
COCOもワタシと同じで物心ついた時から、ルビーくんの手持ちのポケモン。
ずっとワタシ達は彼をみていたわ。

ワタシ達のご主人のルビーくんは、オシャレな男の子。

毎日ワタシ達の手入れをしてくれるわ。
彼の手入れはいつも完璧。

でも、最近、彼は、困っているみたい。
ため息を一つついて、こう口にするの。

『あの娘(コ)を見ると、つい言いすぎて喧嘩になっちゃうんだ。どうしたらいいと思うかい?』

そう。どうやら、ルビーくんは、また彼女と喧嘩をしたらしいの。

彼女っていうのはね、ルビーくんの想い人、サファイアちゃんのことよ。

ワタシには、人間の気持ちは分からない。
でも、きっとルビーくんは、彼女の事が好きなのね。
あの時だってそうだったわ。

それは、5年前。ボーマンダ事件。

ルビーくんはあれ以来、バトルの練習もしなくなったの。

呟く言葉は『ボクが彼女を怖がらせてしまった。ボクのバトルのせいで』ただそれだけ言ってたわ。

でも、彼は、器用な手先を生かして、ポケモンコンテストの道を極めることにしたの。


11歳になったルビーくんは、ホウエン地方に引っ越した。

初めてみる地…いや、昔見たことがある風景。ワタシとCOCOが生まれた所。

その時、現れた彼女〔サファイアちゃん〕の姿…前に何処かで嗅いだことがあるような…
ワタシは、五年前の"あの娘(コ)"だとすぐに気づいた。
でも、ルビーくんは気付いてない様子だ。

そして、彼女と80日の約束をすることに…

ワタシ達のコンテスト優勝に向けての旅が始まった。

それから、色々なことがあってホウエン地方の危機を救ったルビーくん達。



その後、2人は、オダマキ博士の研究の手伝いをしているの。

『だから、こっちに生息してるんだって!』

『いや、違うったい!あたしの野生の勘ではこっちにしかおらんって思うったい!』

今日も2人は喧嘩しているみたい。

『丁度よかたい!ここで二手に分かれて探すったい!』

これではいけないわ。と思ったワタシは、彼の服の袖を引っ張る。

『NANA⁉サファイアについて行けというんだね?』

ワタシは首を縦に振る。

『NANAもそう言ってることだし、今回は、キミについて行くよ』

いじっぱりのワタシの言うことなら、彼は聞いてくれるのだ。
サファイアちゃんも納得して喧嘩はおさまったわ。


ワタシは、どうして2人が喧嘩するのか分からなかったの。

COCOに話したら、『好きだからこそ、ぶつかることもあるのよ』と言っていた。

ワタシには、その意味も分からないけれど、好きには変わりないのよね。

でも、サファイアちゃんの為に服を作っている時のルビーくんの横顔は、いつも嬉しそう。
きっと彼女のことを大事に思っている証拠なのよね。

彼は手先は、器用だけど、恋愛は不器用なの。
だからこそ、ワタシ達は、2人の未熟な“恋"を応援しているの。
いつかその恋が叶う時…いや、叶っても、ずっと側にいて見守っているわ。
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